市民、俺です長谷サンです、君の瞳に馳せ参ず〜(笑)、返せッッッ!!!
突然だけど市民、俺は人と喋るのがちょっぴり苦手なウブなん。
敬語で喋るなんて鬼門なわけ。
敬語がろくに喋れんくておかしなことを口走っては「日本語が不自由かよ(笑)」言われとる。
他人のオツムの出来を笑ってんじゃねえよ。
俺の圧倒的な語彙力のなさから繰り出される自由過ぎる日本語を見ろ、俺の日本語は誰よりも自由だ、手がつけられん。
しかし俺も社会人っていうのかな、人と喋れんとか言ってたら普通にキャリアに影響するわけ。
しかも人と喋れんと生きていて日々辛過ぎる。
俺が人と喋れんくてバタクサしとったら、個性的やね、言われた。
違う、違うよ、俺の個性はこんなじゃない。
こんなの俺の個性じゃない、こんなの俺じゃないよ……。
俺…本当はもっと……もっと剽軽な楽しい奴なんスよ……ああああああ!!!
本当は俺、家では毎日笑顔仮面のお面をつけてめちゃくちゃいい動きの最高の踊りしてるんスよ!!!
俺、家では基本仮面して踊ってるんだけど、弟見送ってたら撮られてた。 pic.twitter.com/V9QtUYfCbW
— 長谷様 (@SANNzNOKAWA) 2019年5月3日
というわけで俺はおうちで「話す 人 大人と」みたいなアホアホワードでググってた。
そしたらビジネストークができるようになるアルスァステーションアナスクールってのが出てきたわけ。
ビジネストーク?仕事で、話す?
仕事で話せるようになる……??
わしやがな、わしの為のスクールやがな。
1秒で申し込みした。
そしてちょっと前、俺は体験教室に行くことにしたわけ。
朝から大緊張した。
いやだって、人と話すのが困難な人間がよ?アナウンス?は?何足飛びだよ。
退勤した後、歩いてスクールに向かってたら緊張でなんか頭がフラッフラしてきたん。
息もしづらい…前も見えん気がしてきた…え、なんやこれ……思てたら突然前の電柱にブチ当たって、次の瞬間には目の前にアスファルトがあったん。
あれ?俺、どうなってる?
あ~はいはい理解、倒れてるねこれ、はいはい、はい完全なる理解〜。
サッと顔上げたらモブの人々がこっち見とった。
は?何見てんだ?またテメエらは俺を見てる側だと思ってんのか?何回言ったらわかるんだ?てめえらはいつだって俺に見られてんだぞ?
そして心配する人々にヘラヘラして対応した後、何事もなかったかのようにその場を立ち去った。
体調不良の連絡を入れた時、俺の心は爽やかになって足取り軽く帰路についた。アナウンスの練習をしないでいいと思うと安心した。
奇しくもその日、俺は饒舌だった。
まあ初回はこんな感じで散々だったけど、ちゃんと行ってくるよ。
市民は、コミュニケーション能力を手に入れた俺のさらなるエンターテイメントな活躍に期待してほしいね!